日本のラジオ
Radio Room 古典ラジオ(時の流れ)
2019年はラジオ放送開始94年となります
下表は軍用無線機他民間向けラジオ等を手掛けた各社
尚各社のラジオ関係に関する歴史等正確には各社の社歴より調査してください
下表については当館にラジオ機器が現存しているか、資料があり時代が判断できそうなものより
表の作成をおこなっていますので、各社の社歴とは異なるところがあろうかと思います、従って
その点注意され読み取ってください、あくまでもおおよその比較参考の資料としてください
なす管 サイモトロン UV-201 ⇒ 227,226,112A,112B,⇒24B,26B,47B,12B,⇒
ST管 UY-58,57,56,12A ⇒ 6WC5,6D6,6ZDH-3A,6Z-P1,42,12F,80BK ⇒
MT(ミニュチア)管6BE6,6BD6,6AV6,6AR5,6X4 ⇒ 電池管1S5,1T4,1R5,3S4 ⇒
トランジスター ⇒ IC ⇒ LSI・・と発達した。
大正14年(西暦1925年)日本で初めてラジオ放送が始まる以前に商用ベース段階では
東芝の前進(東京電氣、芝浦製作所)、日本無線などから受信機が製造されていました
大正14年(西暦1925年)日本で初めてラジオ放送が始まる
大正14年(西暦1925年) 国産初の鉱石ラジオ『シャープ鉱石ラジオ』参考資料
【御願い】 形式不明ですが早川金属工業研究所等で製造された物。当博物館に無い為探しています。
初期 ラヂオ の内部様子真空管はナス管(UV-201)使用です。
昭和元年(1926) 3球レフレックス受信機 真空管式(UV-201,201,201) 野路ラヂオ研究所?、
Radiola Loud Speaker Model UZ-1325 RCA
昭和元年(1926)前後からの鉱石検波受信機 各種
鉱石ラジオ昭和 元年〜5年頃?(1930)左:当時のメーカー製?(メーカー?不明)。右:当時?のラヂオ少年の自作。
左:さぐり式鉱石ラジオ昭和元年〜6年頃?(1931)、右:探りの検波器部分の拡大映像
昭和20年以降?:技研製 (GIKEN CRISTAL RADIO)。
昭和30年以降。:ロケット型ゲルマ・ラジオ、と珍品!日乃出電工株式会社の可愛らしい・こけしゲルマホーン・ラジオ
昭和2年頃(1927)レフレツクス受信機 真空管式(現状は26B, 26B, 12A)販売元:大国屋書店
Round Speaker Magnauox (Type M4 (No 61116) RCA 現品無し)現在別な形式と組み合わせ展示
○○大学 先生のご指導、ご協力により修復しました。
回路(配線図)としては、サンダーFS28号 受信機回路図を使用しました。
昭和2年頃(1927)ラッパ スピーカー【 FLOWERVOX 】と1977年発売のアマチュア無線50年記念切手
Round Speaker 【 FLOWERVOX NANAO RADIO MNF.】と1977年発売の【アマチュア無線50年記念】切手
右側のアマチュア無線50年記念切手は4枚写っていますが現在は2枚愛好者にお分した為当資料館には2枚しかありません
アマチュア無線50年記念切手は2枚しかありませんでしたが、近隣JA2の先輩からの提供があり1シート入手できました。(平成22年)
昭和4年頃(1931)KIMIGAYO【君が代】グリット再生検波受信機 真空管式
製造メーカーは、トランス銘板(Sharp)より、早川金属工業製 と判断しました
サイモトロン 227, 226, 226 , 112b
ケースは本体、スピーカーとも鉄板にちじみ塗装
昭和5年頃(1930)高周波増幅付グリット再生検波受信機
MODEL 100 CNDOR T.H. S RADIO WORKS
サイモトロン 224, 227, 226 ,112a, 112b
現状は 24b, 27b, 26b, 12a ,12f
MODEL 100 THE ON RADIO WORKS .スピーカーの銘板はVICTOR
昭和6年(1931年)前後の特徴
昭和6年(1931年)以前はアメリカのラジオに関する特許に触れることが怖いためメーカー
ではラジオの製造販売は活発には行われていませんでした。日本国内のラジオは始めに
ラジオの販売されたところは、三越、高島屋、大黒屋書店、紀伊国屋書店、坪井呉服店
といったよう、な昔からの着物など販売していた一流な呉服店のような老舗でした。ま
た地方での販売サービスはほとんどが自転車屋さんが販売、保守されていたようです、
保守はなかなか当時は難しいので田舎では専門に勉強された、大学の学生さんまたラジ
オ少年がその任務に当たっていたようです、
昭和7年(1932)高周波増幅付グリット再生検波受信機(ナス管)
松下電器製作所 AC RADIO SET ナショナル1号機(初期物),1981年復刻版(R-1)Transistor
1981年復刻版(R-1)
昭和8年頃?(1933)グリット再生検波受信機
形式 ナナオラ 43型 24B, 26B, 12A, 12F
昭和7年〜12年頃(1932〜1937)ラジオの売り出し広告
アリア受信機、ナショナル受信機、ナナオラ
昭和10年(1935)前後 グリット再生検波式縦型(ST管)
シャープ radio set No.45型。 TOP(メ-カ-調査中)型式 ?
松下電器製作所型式R-41(現状は24B,26B,47B,12B),松下電器製作所型式R-48(現品処分のため展示無し)
昭和12年12月(1937)ラジオの売り出し広告 特価大提供のチラシ後援 名古屋中央放送局、各供電会社 主催 CKラジオ商組合 昭和13年(1938) グリット再生検波式縦型(ST管) 松下無線株式会社 型式 国民受信機ニ号 K-2 No31498 (57,58,56,12F)製造昭和13-16年頃? 日本放送協会認定 11035
昭和16年前後(1941) グリット再生検波ラヂオ(ST管 )
ナショナル、型式 (左)Z-1型:58,57,47B,12B、(中央)Z-5型:58,57,47B,12B)(右)タイガー第六号組合型:57,26B,12A,12F
昭和18年(1943) 放送局型123号受信機(ST管 )
松下無線株式会社 グリット再生検波ラジオ 4球式 トランスレス 放送局型123号受信機
0−100目盛 製造番号 55147 大きさ395*240*190
真空管構成 12Y-v1,r1,p1,24Z-k2,B37(B37は代品)
昭和18年(1943)発行 専門書[有線放送]の抜粋
[規正は誤り規制]このようにラジオの」性能に厳しい規制が施行された時代です。
昭和20年(1945) 第二次世界大戦終戦
昭和22年頃(1947) 5球スーパーラヂオ(ST管 )
東京無線電機 トム(TOM)型式 92-D?(6WC5,6D6,6ZDH3A,42,80)製造昭和22年頃?
TOM 92-Dラジオ特別室(我が家で代々愛されたラジオ4点)ごく平凡なラジオ達です
ラジオ特別室昭和23〜28年(1948〜1953)頃 5球スーパーラジオ(ST管)
マツダ 513A (6WC5,6D6,6ZDH3A,42,12F) ナショナル RC-84W (新民間放送型第2号 5球スーパーHS-700)
昭和28〜35年(1953〜1960)頃 5球スーパーラジオ(ST管)
三菱電機製作所 ダイヤトーンR型(MW専用)このロゴマークは珍しいよ
(SS-148)(SR-280):撤去(現品処分のため展示無し)
サンヨー(SS-148):(6WC5,6D6,6ZDH3A,42,12F+6E5),シャープ(SR-280):(6WC5,6D6,6ZDH3A,42,12F),
ナショナルAX-450or( 6F−32 ):(6C6,6WC5,6D6,6ZDH3A,42,80+6E5)この時代にすでにBCL向けに短波22MCまで受信できるラジオが販売されていました。
AX-450
昭和30年(1955) 電池管式携帯ラジオ(MT管1T4, 1S5type)
電池管式携帯ラジオ(MT管 3球式イヤーホン)
ナショナル Portable Radio---左側:Model 3B-267(1AB6,1AJ8,1AH5):右側 スタンダード SR-100(1R5,1T4,1U5)
大きさ-左側:Model 3B-267(143*85*31):右側 SR-100(138*85*31)
電池管式携帯ラジオ(MT管 6球式・4球式スピーカーイヤーホン)
左側ナショナル Portable Radio---:Model UW-135---・・・・・・・・・右側 シルバー:---Model DX-300---
(1N3/DM-71,1A14/DF-96,1AB6/DK-96,1Aj4/DF-96,1Aj4/DF-96,3Y4/DL-97) ・・・・・ ・・(1R5,1T4,1S5,3S4)
大きさ-左側:Model UW-135(228*145*67)・・・・・・・・・・・・・・右側Model DX-300(118*145*60)
電池管式携帯ラジオ(MT管 5球式スピーカー・イヤーホン)
ナショナル Portable Radio---左側より形式不明、Model PL-405、Model CW-110 3機種右側CW-110の裏側
左側:木製ケースでナショナルPortable Radioの初期型と思われる、かなり大きい(青いのは名刺),
ナショナル CW-110 (1AJ4,1AB6,1AJ4,1AH5,3Y4)内部の様子で左上に小型真空管が4本陰に1本並んでいます
ナショナル Portable Radio 左上 :Model CW-110
5球スーパーCw-110中央 WESTHOME Portable Radio Mode K-4( 昭和30年(1955)前後?)
右上ナショナル PL-405 (1T4,1R5・の構成から中期の製品と思われる)
昭和31年〜32年頃(1956〜1957)ラジオの売り出し広告
ビクター高級ラジオ、電蓄、オーデイオラ
昭和31年(1956) トランジスターラジオ
メーカー[TOKYO TSUSIN KOGYO.LTD.] MADE IN JAPAN [SONY]
Transistorが扁平型、本体はかなり大きく木製でプラスチックはダイヤルのみです。
昭和32年(1957) トランジスターラジオ
メーカー[RADIO SHACK CORP.] MADE IN JAPAN (皮ケースがそのままラジオのシャーシ代わりとなつている)昭和32年 (1957)前後?
Transistor,貼付配線図では194,233,233,(DIO,1N60),306,306*2の構成。現状は若干別規格(扁平型)の物で性能を維持しています。
昭和30年(1955年)前後の特徴
昭和30年(1955年)ごろから一人一部屋1台のラジオを持つようになり急速にホームラジオが出回り始めた
ラジオの製造販売は活発には行われ、多種多様な物が出回り、かつメーカーも真空管の発達などに伴い
内部構造・構成が多様に変化してきました、(メーカーにより多少の年代ずれはあります)
昭和30年(1955年)頃〜真空管がST管からMT管に変化
昭和30年(1955年)頃〜真空管がMT管ヒーター(6.3V管)の為電源トランスが使用されています
SHARP 6A-62昭和32年(1957年)頃〜東洋通信工業(SONY)よりトランジスターラジオが発売され真空管時代からトランジスター に移行されてゆく主流派まだ真空管の全盛
昭和35年(1960年)頃〜真空管がMT管ヒーター(12V管)でトランスレスとなる
昭和45年(1970年)頃で真空管は特殊なアンプなどを除き汎用ラジオは姿を消す、トランジスタ全盛に入る
昭和36年(1961) MT管式ホームラジオが出始める.初期はトランス方式であったが、2,3年後にはトランスレスとなる。
トランス式の真空管は一般に6BE6,6BA6(6BD6),6AV6,6AR5,6X4(5MK9)等の構成
トランスレス方式は 一般に12BE6,12BA6,12AV6,35C5(50C5),35W4)等の構成で
同調指示器としてマジックアイ(6E5)が付加されたラジオが各社より販売されたました
東京オリンピック開催年に、五千円、一万円紙幣発行
昭和35年〜45年(1960〜1970)
ポケット(携帯)ラジオ 初期型は6石トランジスターラジオ等の表示の商品名
初期はAM専用でしたが、MW(中波)、SW(短波)の2バンドラジオが主流となる。
昭和45年〜55年(1970〜1980)
携帯ラジオ 色々
この頃から、AM(中波)、FMバンドの2バンドラジオが主流となる。
昭和45年(1970) 万国博覧会(大阪千里)
昭和47年(1972) 札幌オリンピック
昭和50年(1975) カセット付2バンドラジオ AM, FM
カセット付き携帯ラジオ
昭和35年(1960年代)頃からのマニア用か?【 BCLラジオ】
BCLラジオ・トリオ・ 上【R−300】、下:【9R−59】
BCLラジオ・上:ソニー・【ICF−6700】、下:ナショナル【RJX−4800】現品無し
BCLラジオソニー【ICF-SW7600】 【ICF-SW7600】は、シンセサイザー方式でメモリー機構など有り、安定した短波放送の受信が出来ます。 【ICF-SW7600】の大きさ【160*120*30mm位】 昭和55年(1980年代)は一般に BCLラジオ流行(映像に有ります機器はすべて六合展示館に移転しました ナショナルCOUGAR No7(RF-877) BCLラジオと広告宣伝用デイスプレー 六合展示館に移転
昭和60年(1985) ラジオ, アンプ類IC(集積回路)化
昭和64年(平成元年)(1989) CD, カセット, プレーヤー, ステレオ(リモコン付)
左上:初期のカセットプレーヤー(厚みが3センチもある。 )右側:Technics Portable CD Player SL-XP7 Digital
Sony Walkman WM-805 No H49364 :Panasonic S-X85 RQ-S20No SE2KA79234
平成3年(1992) MD, カセット, プレーヤー, ステレオ(リモコン付)
初期のMDプレーヤー(厚みが3センチもある。)SONY MZ-R3 初期物(1号機ではなく3号機か?)・大きさ(115×80×30mm)
10周年記念発売カセットプレーヤーSONY WM-DD9 特徴@2モーター式【正転、逆転用が専用モーター】
Aモーター回路にフィードバック方式の為電池の容量が下がってきても一定回転が持続される。
大きさ(100×74×27mm)/右は一般用に大量に販売された機種です。【WM-509型】です
平成7年(1996) AM ステレオ放送開始
平成9年(1997) FM 文字放送開始
見えるラジオ(カシオVISUAL INHOMATION RECEIVER MODEL MR-1 No-1006330D)
本屋さん(大人の科学)
平成10年(西暦1998年) 長野冬季オリンピック
平成11年(西暦1999年)
平成12年(2000)二十世紀の最後の年
平成12年(西暦2000年)7月20日「九州、沖縄サミット」を記念して二千円紙幣、翌日新500円硬貨発行
平成12年(西暦2000年) シドニーオリンピック
平成16年(西暦2004年) アテネオリンピック
平成18年(西暦2006年) トリノー冬季オリンピックツウランドットでイナバウアー荒川静香さん(金メタル)平成20年(西暦2008年) 北京オリンピック
平成22年(西暦2010年) バンクーバー冬季オリンピックー【鐘】で浅田真央さん(銀メタル)平成23年(西暦2011年) 3月11日14時46分ごろ【東北地方太平洋沖地震】発生
2011年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM8.8の地震が発生(150年ぶりぐらいだそうです) 津波、火災などにより広範囲で大きな被害が出ています
また、3月12日には、 長野などで強い地震M6が発生しています
平成23年(西暦2011年) 3月11日14時46分ごろM8.8の地震と発表されたが翌日M9.0と訂正された
ニュースは【東北関東大震災】として報道
平成23年(西暦2011年) 3月11日14時46分地震の【東北関東大震災】を改めて 4月1日【東日本大震災】と改名
平成24年(西暦2012年) ロンドンオリンピック
今大会は団体戦が優秀な成績が収められた【バレー女子、サッカー女子、卓球女子団体、フェシング団体、アーチェリー女子団体、水泳400mリレー、等
平成26年(西暦2014年) ソチ(ロシア)冬季オリンピックー
【フィギヤー】羽生 結弦さん19歳(金メタル)
ラジオの変遷(この頁のトップへ戻る)
【ラジオの詳細は下記よりお入りください】
【真空管式ラジオ】・・・【ラジオの変遷 日本と米国】・・・【トランジスターラジオ】
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【各社全部】 【ナショナル】 【テレヴィアン】 【ナナオラ】 【コンドラー】 【シャープ】日本のラヂオの初期(昭和7年〜10年)五大メーカーNational資料より推測
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