メンテナス中
形式:NRD−1EL(1973年JUNE)
製造メーカー:JRC(日本無線)
:シリアルNO=BR 12919
JRC NRD-1EL ALL WAVE RECEIVER
フラッシュ有り撮影
フラッシュ無し撮影
補足説明 JRCの全波受信機NRD-1EL1Mcの帯域幅はモータードライブ機構付きメインダイヤルのタッチは滑らかな動きで1回転100Kcカバー 各バンド1Mcずつカバーして30Mcまで受信(ロータリースイッチ機構) SSB受信のUSB/LSBの切り替えがありませんが、BFOの調整で受信可聴可能 パネル面ダイアルにSSBと記載がありますがおおよそUSBの受信位置でLSBは反対側の位置ぐらいです 内部には電圧調整用のスイッチがあり90Vから最高120Vまで合わせられる メーターは電源電圧表示と信号強度表示の切り替えです 2011-11-20現在、音が出ず、もちろん調整はできませんが全体的調整すれば復元できるでしょう 実力の程はまだ良くわかりませんがかなりよさそうですのでメンテが楽しみです 2011-11-28現在、一部まだ不具合(リミーター回路)がありますがほぼ修復できて来ました、感度、 選択度も良くひとまず安心です シャーシー上面と背面の様子
内部の様子
シャーシー上面、錆取り後塗装しました
上:塗装前↑ー下塗装後↓
JRC NRD-1EL 全波受信機 系統図
JRC NRD-1EL 全波受信機 配線図
個別部品拡大映像
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修復完了まではいっていませんが、ほぼ性能がでてきましたので将来故障したときの参考用に測定しました(以下の記載データは)2011-11-28の測定データです
各真空管、接地間の抵抗値及び印加電圧一覧表お手元の装置とは異なるかもしれませんが参考にしてみてください
使用真空管(NRD-1ELの構成) V101 校正発振 6BA6 V102 高周波増幅 6BZ6 V103 第一混合 6U8T V103 第一局部発振 6U8P V104 第二混合 6U8T V104 17.5Mc水晶発振 6U8P V201 0.1バンド混合 12AU7 V202 0.1バンド局部発振 6BA6 V001 VFO 6BA6 V002 VFO増幅 6BA6 V203 第三混合 6U8T V204 1ST I-F 6BA6 V205 2ND I-F 6BA6 V206 3D I-F 6BA6 TR201 リミタ制御1 2SB330 V203 リミタ制御2 6U8P V208 検波 (1/2-12AX7) V208 低周波増幅 (1/2-12AX7) V204 低周波電力増幅 6AQ5 V211 BFO 6BA6 V212 150V安定電源管 VR150MT V210 AGC直流増幅 (1/2-12AT7) V210 IF 出力 (1/2-12AT7) 1S205 AGC整流 1S205 V207 AGC増幅 6BA6
R-F
I-F /AF UNIT
各真空管、接地間の抵抗値及び印加電圧一覧表
測定条件
@抵抗測定:電源スイッチOFF,BFOスイッチON,LIMITスイッチOFF、そのほかのスイッチは上の位置
A電圧測定:電源スイッチON、ほかスイッチは上記のままで、すべて真空管抜いた(MT-150のみ差込)状態で測定(延長ケーブルないため、動作状態での測定ができませんので真空管ソケットの上より測定した)