マグネチック・スピーカーの修復
昭和10年から昭和20年ごろのスピカーはコイルが断線しますとラジオやさんとかラジオ少年たちがコイルの修理をされていたようです、そんな修復工事を再現してみました
メーカー不明の8インチ標準スピカー(本体が紙製ですのでおそらく昭和17年か18年ごろの物かと思います)
準備(断線したコイルの取り出しと個別部品の整備)
@(ホルマル被服線0.03mmから0.04mmを用意する⇒まき枠に巻く約3000回1時間位掛けて巻きます)
被服線0.03mmから0.04mmで引き出し線は0.3mmぐらいの絹まき線を使用する
A(巻き終わりましたら本体に仮組込する)
B(専用ジャッキを用意⇒専用ジャッキでU字磁石を広げコイルを入れて隙間にスペーサー入れる)
専用ジャッキこのようなものがあったんですね、まさしく手作り時代です
C(可動鉄板が中央になるよう紙などを入れてあわせる⇒コーンと可動片鋼銅線で半田付けする)
コーンと可動片鋼銅線の部分曲がっていますが、垂直のほうがいいです、かき集めた部材ですので少し寸足らずの部品があり垂直にまとまらなかった
D(リード線を端子盤に配線⇒完成)