1955 PL-403 電池管 4球super 1R5,1T4,1S5,3S4
この電池管式ラジオ大阪地区の防災用ラジオとして当時販売されていました。
松下電器産業 PL−403B 電池管式ポータブル ラジオ
長時間用・特殊非常用4球バッテリースーパー
昭和28年頃からポータブルラジオの需要は激増し海に山に楽しむ人たちの中に、このラジオセットの果たす娯楽性は広く認識され始めたと当時の記事は伝えています、ある程度生活が安定しつつ、それに従いラジオも何処でも気軽に聞くことが出来るよう、屋外に飛び出し聞けるという、ニーズが強まりました。 また、大阪地区の防災用ラジオとして製作販売されました。
電池管(MT)使用。
受信周波数範囲(MW)540KC〜1600KC
4球スーパーラジオ(2電源:AC100V、電池)
資料発見:1954年昭和29年11月発行
使用真空管 周波数変換 1R5 中間周波増幅 1T4 検波低周波増幅 1S5 低周波出力管 3S4
整 流 セレン整流器
本体(箱)大きさ(ケース木製)
横巾:236mm 高さ:211mm 奥行:118mm
シャーシー下部に電池収納スペースがあります。電池との接続はコネクターになっていますので専用電池ケースにA電池、B電池が入ったようなケースなどが有ったのではないかと想像されます。I右映像は電池ケース接続コネクターです。交流電源(AC100V)で使用するときはA,B電池マイナス側を接続し、使用する。
PL-403B 交直両用,パック電池[60AA‐5CD] A:7.5v B:90v
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ナショナルロゴマークは化粧版に彫刻されています、
電池 A:7.5V B:90V シャーシーの裏側
専用パック電池60AA−5CD使用
ご覧のようにポータブルラジオとしてナショナルが開発した、防災用ラジオで
シャーシー内部の構造を見ますと、おそらくこの携帯ラジオは、ポータブルとして持ち運びが出来、ラジオとしての受信状況など性能確認のために製作されたようにも感じられます、中間周波トランスなどは大型真空管ラジオの(ST管ラジオ)部品がそのまま使用され、小型より携帯を目的に製作されたように見受けられます。この機種はおそらく関西方面のみの販売ではなかったでしょうか。
ナショナルでは、この機種の前後電池管式携帯ラジオ(下記の機種)が発売された。
昭和 年 3球 3B-267 ? 円
昭和 年 3球 PL-460 ? 円
昭和 29年 5球 PL-405 ? 円
昭和 29年 4球 PL-420 8900円
昭和 年 4球 EW-230 9800円
昭和 年 5球 UA-120 16800円(3BAND)
昭和 年 5球 UW-115 13400円
昭和 年 5球 UW-135 ? 円
昭和 年 4球 CB-295 ? 円
昭和 32年 4球 UW-285 10900円
昭和 32年 5球 CW-110 13700円
などが販売されています
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