松下電器産業(National) 新民間放送局型受信機   RC-84W

昭和26年頃から28年頃にかけての製品、この時代は終戦後の復興期で日本国内非常に物資が乏しく、ラジオどころではない時代でしたが、松下電器産業も技術者確保し物資両面努力しラジオの製作販売が再開されてきました、戦後(1945年昭和20年)松下電器の初期型ラジオとして登場しました。

ST管使用の5球スーパーラジオ。 受信周波数範囲540KC〜1650KC (目盛り表示) 5球スーパーラジオ

本体裏面

映像の真空管は【6ZP1】の変わりに【UZ-42】がさしてあります

使用真空管

周波数変換  6WC5   中間周波増幅 6D6  検波低周波増幅  6Z−DH3A 低周波出力管  6Z−P1  半端整流管  KX-12F 

本体(箱)大きさ  横巾:435mm   高さ:245mm   奥行:180mm

本体シャーシー上面

本体シャーシー内側

本体シャーシー内側製造日検査印・・・・・・シャーシー後銘板・・・真空管シール

ナショナルラジオの真空管は戦前ラヂオにはマツダ真空管使用のシールが貼られていましたが戦後 ナシ

ョナル独自の真空管開発されこのようなワッペンを張り自社ブランド品で統一されるようにな りました。



戦争時は色々制限されていましたが、戦後の民主主義はラジオに見られるように民間放送が一斉に許可され主要

都市からいろんな局が電波発射されるようになりました。 このラジオは新民法放送局型と名前がついたほどです

民間放送局のコールサインが表示

当館発行の古典ラヂオの抜粋   67〜 68頁



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