左側:米国のSP-600ハマーランド        右側:日本で製作されたSP-600のデットコピーRAP-261C日本電氣
お気ずきと思いますが部品配置が対称です、回路はほぼ同じで表面反対に配置されたようです、他にも多数
ライセンスをいただき真似された装置がありますがほとんどコピーで配置も回路も同じものがあります
当館では、戦後の防衛庁で装備された受信機を確保し展示してあります良く見て比較してください

NATIONAL HRO    旧日本軍   地一受信機 昭和16年まではアメリカより受信機は輸入されていたので、勝手にコピー品製作されたのでしょう


GRC-9        防衛庁   JRT-77(JAN・GRC-9)

BC-312C       防衛庁   JSCR-193-C(JBC-312C)
SP-600        防衛庁   RAP-261CM

などがあります
受信周波数帯域  総合   0.54〜54.0MHz
           バンド1   0.54〜1.35MHz
           バンド2   1.35〜3.45MHz
           バンド3   3.45〜7.40MHz
           バンド4   7.40〜14.8MHz
           バンド5  14.80〜29.7MHz
           バンド6  29.70〜54.0MHz

最大低周波出力     約2.5W

出力インピーダンス 600Ω バランス スプリット巻線
フォーンジャック 15mW/8000Ω(オーディオ出力を500mW/600Ω負荷に調整して)

電源供給
   ライン電圧 95、105、117、130、190、210、234、260Vタップ 50〜60Hz
   消費電力 117V 1.25A  130W最大

真空管 総合20球

V1、V2、V7、V9、V10、V11、V12、     6BA6   7本
 V4、V8、V13                    6C4   3本
 V3                          6AC7   1本
 V5、V6                       6BE6   2本
 V14、V15、V20                 6AL5   3本
 V16                        12AU7   1本
 V17                        6V6GT   1本
 V19 整流管                    5R4GY   1本
 V18 定電圧放電管                   OA2   1本

ラックマウントモデル 
 巾19インチ×高さ10-1/2インチ×奥行16-1/2インチ    重さ66Ibs
 (48.26cm×26.67cm×41.91cm    29.93kg)
卓上モデル
 巾21-3/8インチ×高さ12-3/4インチ×奥行17-1/8インチ  重さ87-1/2Ibs
 (56.51cm×32.43cm×46.35cm  39.69kg)

感度 全周波数レンジにおいて 2.3μV S/N:10db

米国のSP-600の日本版 日本電氣がSP-600のライセンスを得て製作された

参考資料    モデル NEC-rap-261cm 外観

(軍用無線機資料借用させていただいていますJA2AGP矢澤さん、JA1BC 石川さん資料引用)   

本体正面  

日本電氣(NEC)RAP-261C RAP-261-CL RAP-261CM 受信機  

防衛庁仕様(RAP-261CM )  五三L中短波受信機二型

参考銘板:本体銘板(五三L中短波受信機二型)  


参考銘板:本体銘板(五三L中短波受信機二型)製造年月が1954年 昭和29年10月の刻印がありますが 
この装置は RAP-261-CM 
  周波数範囲  230−540Kc  1.5-3.5Mc  3.5-8.3Mc  8.3-16.2Mc 16.2-30Mc でMW 放送帯域 
が抜かれていますのでこの機種のみが防衛庁で採用されたのでしょうか

三機種ありますが  RAP-261C RAP-261-CL RAP-261CM 全機種が(五三L中短波受信機二型)として
登録されたのかよくわかりません、 また10月の海軍マークの刻印は現存の自衛隊のものでしょうか、
後日確認したいと思います

  時代背景
1950年(昭和25年)8月:『警察予備隊』創設された
1952年(昭和27年)8月:『保安庁』発足ー警察予備隊⇒海上警備隊及び海上保安庁航路啓開隊とともに保安庁(保安隊)(警備隊)
1954年(昭和29年)7月:『保安庁』⇒防衛庁開祖。保安隊及び警備隊は。「陸上自衛隊」、「海上自衛隊」、「航空自衛隊」に改組、
 

昭和20年8月1945年頃か261Cは1940年頃か不明   

日本電氣(NEC)RAP-261C RAP-261-CL RAP-261CM 受信機  

受信機仕様   

名称  :    日本電氣KK製     RAP-261C.CL.CM
製造者 :    日本電氣株式会
形式  :    交流用 21球(5又は6バンド)通信型受信機 中間周波数    第1中間周波数 いずれも 3.955Kc
電源  :    80V〜110V,180〜210V AC1.5A(AC100V)
同調範囲:    RAP-261-C 
         540-1300Kc  1.3-3.1Mc  3.1-7.4Mc  7.4-14.8Mc 14.8-28Mc 28-50Mc

                   RAP-261-CL 
         100-200Kc 200-400Kc  1.3-3.1Mc  3.1-7.4Mc  7.4-14.8Mc 14.8-28Mc

                   RAP-261-CM 
         230−540Kc  1.5-3.5Mc  3.5-8.3Mc  8.3-16.2Mc 16.2-30Mc

中間周波数    第1中間周波数  3.955Kc中間周波数 
          第2中間周波数 455Kc (RAP-261CMは630Kc )



(軍用無線機資料借用させていただいていますJA2AGP矢澤さん、JA1BC 石川さん資料引用)   

本体正面  





古典ラジオミニミニ博物館所蔵品   

受信機本体   寸法 480 x 298 x 536m/m 重量 46Kg   

             480m/m x 298m/mはパネルの大きさ

ケースのみ   寸法 530 x 340 x 540m/m 重量 10Kg   

本機は現状で動作するところまで修復する予定 2026-7-5

購入時の状態   2026-7-5

2026-7-10  修復1日目  @清掃 
2026-7-11  修復2日目  @ 近年の小型なトランスが不自然についている 
              A AF回路 6V6高圧過電なし=出力トランス断線 
              仮のトランス取付確認する5KΩ:500Ωトランス
2026-7-12  修復3日目  @トランスばらして確認、ピッチ詰めの為バラシてこずる 
              A 加熱しコアー引き出す .代用品をケース内に入れ込む
       2026-7-13 修復4日目 @ RFメーター振れないAFは動作良好:
              原因はAF,RF 切り替えトグルスイッチ部品不良 、交換した
             A 仮に取り付けられていたトランスは出力トランスの代用でした:撤去した
             B レシーバージャックに音声でない:AFの出力とトランス不良の為6V6
              プレートに仮にトランス取付二次側回路変更されていたため基に戻した

新しいトランスは、500Ω側センター有りませんが、これで代用した


 
 
 

内部簡単な清掃後現状



古典ラヂオミニミニ博物館 管理者牧田良秋