次はいつになるか修復工事予定はたちません  

古典ラジオミニミニ博物館 管理者牧田良秋  (2015-12-08)

    
 

修復映像の受信機は保管品で (2014-3-20〜)整備しているものです

修復再開/映像など差し替えしています(2019-5-15〜)

旧日本軍の九四式六号無線機の修復

この無線機は双3極管を1本だけ使用した送受信機(トランシーバー)送信系は自励発振段のみ


九四式六号無線機 

九四式六号無線機二三号型通信機(21010)昭和一八年一0月山中電機株式会社

機器概要
周波数 : 送信 30Mc前後か、電波形式:A2、A3 送信出力:?W(A2)?W(A3) 
使用周波数 : 25,000kc-45,000kc、モードは電話と 変調持続電波電信である
使用真空管 : 真空管1本(UZ-30MC)一本による自励発振、超再生検波方式
送信 : 出力0.5w(A2・A3)、発振UZ-30MC(1/2)、陽極変調UZ-30MC(1/2)   
受信 : 超再生検波UZ-30MC(1/2)、低周波増幅UZ-30MC(1/2)        
電源 : 手回し発電機と電池端子ありB+電圧が135V  ヒーター3Vで運用する
電源 : ガソリン機関のようですが当方の試験は自作電源で試験予定    
現品の周波数範囲は25MHzから45MHzを3バンド切り替え式です       

九四式六号無線機二三号型通信機
写真は筐体から内部を引き出したところである。筐体のサイズはW181mm*H84mm*D132mm

正面 真空管の頭が出ています・・・九四式六号無線機二三号型通信機(21010)昭和一八年一0月山中電機株式会社
   

配置は
    左上より:同調蓄電器、   T、U、V、 真空管、         メーター
左下より:心線抵抗器(ヒーター電圧を可変し送信出力可変?)        ヘテロヂン調整機器下は送話器、受話器端子
上面                     上面 

下面                      上面 

とりあえず電源ケーブルから直しましょうゴム絶縁部分ボロボロですので近年の物に取り換える 

手回し発電機電源ケーブルもゴム絶縁部分ボロボロですので後日近年の物に取り換試験してみます 


 
次はいつになるかできるだけ急いで内容確認いたします、今しばらくお待ち願います  
Uz-301本でどの程度の物か興味深いものです