ここは旧日本軍無線機器の修復工事現場です

1945年昭和20年 旧日本軍無線機は陸海双方に多種多様な機種がありますが、 当館に依頼されたものについて
修復させていただいています。ものによっては難儀の為途中挫折することもありますので気長に、取り掛かって
機器の改造はしないで、元の性能迄復元修復し、その完成を喜ぶ程度の作業を心掛け日々努力したいと思います




映像の入れ替え、2021-1-1以降も一部入れ替え作業しています)            
2021年(令和3年)4月22日(晴、昼間26℃)
 



九四式三号丙無線機 

修復映像の受信機は保管品で   (2013-1-19〜)整備しているものです

修復再開映像等差し替えしています (2020-12-10)整備しているものです

諸元 
無線機 
用途   対空用(砲兵、師団通信隊、騎兵)  通信距離   Km
周波数  送信 400〜5,700Kc       受信 400〜5,700Kc

送信機
出力 5W 、方式:水晶発振−電力増幅 音声増幅−変調(陽極)
真空管 UX47B,UX202A 電源手回発電機 18w 400V 100mA 8V 3A


  受信機 (四一號 型受信機)  製造場所:東京第一陸軍造五兵廠
方式 スーパー高周波増幅1段、中間周波増幅1段、低周波増幅2段
真空管  RF  CONV  IF  Det  AF   AF
      134   135   134  111A   109A  133A 
電源   平角4号×2(1.5V)           B18×4(90V)
空中線   逆L型 15m                    


九四式三号丙(四一號 型受信機)無線機修復中の銘板

外部で調整するために本体よりコネクター外して乾電池の電源に接続しテストしています

心線調整(ヒーター電圧調整)ボリュ−ムびくともしない(回転しない)

非常手段ボリュームばらしシャフト微動だしないものチャクでハサミゆっくり動かし回転させながらどうにか柔らかく正常に動く所までこぎつける

九四式三号丙(四一號 型受信機)回路図


 
 

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