キャラバン(原口無線電機) 並4型 MR-300号 受信機

このラヂオの特徴

@この時代のラジオでコイルをボビンではなく、くも型コイルのものは他メーカーでは見られません

昭和初期の10年ごろ製作されたナス管使用のようなラヂオのときは使われましたが昭和15年

前後になれば各社皆3Cmほどのボビンに巻かれたコイルが使用されるようになってきています

A再生バリコンが珍、普通見るバリコンではなく絶縁紙(または雲母板)で電極をさんだ、通称ポリバリコン



左側入手時:ネット及び横の飾り棒2本とも無し⇒修復ネットそれらしきと思われるもの貼り付け、木材加工し横棒取り付け

ダイアルの文字盤

昭和16年頃に製作され、ST管使用の4球再生検波ラヂオです

 

   本体(箱)大きさ, 横巾:385mm, 高さ:240mm, 奥行:155mm

使用真空管

再生検波  57  ヒーター2.5V

低周波増幅  56  ヒーター2.5V

電力増幅   12A  ヒーター5V

整流管    12F   ヒーター5V

本体裏面(右側シャーシー収納しました、その後電源ケーブルは危険の為現代の樹脂ケーブルに交換しています)

シャーシー上面

シャーシー裏面 (ブロックコンデンサーを修理したので仮に取り付けられていましたチューブラーコンデンサー削除した為すっきりしました)

                     

スピーカー修理後(コーン紙の張替えとコイルの巻きなおしを行いました)

このラジオのもっとも故障しやすい部分はバリコンの可動部締め付けネジ部分の接触不良かと思います

                       

本体裏面添付シール

                                     



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