今日の規格、基準など整理された世の中ではちょっと考えられないことが昔はあったようです、ここに掲げたラジオ

R10形は回路と使用部品が同じでデザインだけが異なるラヂオですね。当館では珍品扱いで大事にし展示して行きます

松下無線株式会社(National) R-10

 超小型3球型受信機

 機種銘板(同じ銘板が貼られています)

昭和11年頃からの製作され、販売されました。ST管使用の3球再生検波ラヂオ裏面の様子

裏面(左側裏蓋が紛失されていた為無し)

左側のセットの内部はほぼ完全オリジナルとなっています、ケースの上面板、裏蓋が紛失されていた為上面板は修復修正してみましたそんな部分を除けばオリジナルです

右側のセットの内部は今後調査します現状入手のままです

再生検波方式のラヂオ(交流式ラヂオ電源100V)

 使用真空管  再生検波  24B ヒーター2.5V, 低周波増幅  47B   ヒーター2.5V.  整流管   KX-12F   ヒーター5V

左側本体(箱)大きさ  横巾:225mm, 高さ:193mm, 奥行:120mm

               

右側本体(箱)大きさ  横巾:225mm, 高さ:190mm, 奥行:125mm

                                                        

もうひとつの R-10(平成24年に入手したものです映像右側のセットです)

 

National(ナショナル) 受信機 R-10

松下無線(National・現:松下電器産業)

ナショナル受信機 R-10型 

発表 1936年(昭和11年)

使用真空管:24B,47B,12B(標準詳細)

受信周波数:550-1500KC(標準詳細)

再生検波低周波1段増幅の3球式仕様。

大きさ;W225×H190×D125o

定価:23円00銭(発売当時)

                                                 

時代背景 

 

 昭和12年ー13年の広告です、当時の繁栄がこの広告からも伺われます、下に当時のラジオ販売メーカーが載っています。

オリンピック、ワンダー、タイガー、ナショナル、ナナオラ、フタバ、エルゴー、テレビアン、アリア、キャラバン、メロデー、シャープ、スピード

当時のメーカー12社が掲載されています、尚宣伝協賛として電力会社が載っているのも、時代背景です

                     

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