松下無線株式会社,早川金属工業の2社しか見当たらないエボナイトケースのラジオ
 

 このラジオは本体ケースがエボナイトケース(合成樹脂の様な表面ですが、練り物のような材料です)
内部のつくりはR48のラジオと似ています、回路図は同じではないかと思われますので後日調査してみます
尚同時期に同じエボナイト製ケースのラジオ(ME-32)が早川電機から販売されていますので、流行だったか
このエボナイト製ラジオはこの時代早川と松下の2機種しか無く他社はすべて1950年位まで木製ケースのラジオです

  エリミネータラヂオ 松下4球ー松下3球・・・早川3球―3球の4機種

エボナイトケースのラヂオが 松下(ナショナル)と早川(シャープ)製のここに上げました機種はあまりにも構造、配置
、デザインが極似していることから、アメリカ製のラジオのコピーだったのかもしれません、調査してみます

  エリミネータラヂオ 松下4球(型式不明)ー松下3球(型式不明)

  エリミネータラヂオ 早川3球(ME32型)―早川3球(200型)

松下無線株式会社 

  エリミネータラヂオ 4球

 左側4球式・・・・・・・・・・・・・・・右側3球式

当方修復品の映像)

 外観

 シャーシー上面(後側)

 シャーシー上面

大きな部品左寄り(高周波増幅57S,再生検波用24B, スピーカー、 低周波増幅47B, 整流菅 12F・・・・・・ 正面映像の左の四角いものは再生用豆コンです、(これはポリバリコンのような構造でケースで覆ってあるものです)

 シャーシー内部

大きな部品左寄り(再生検波用コイル、中央の◎い部品は高周波コイル(4mHか) 1:3の低周波トランス、四角いものは電源平滑用コンデンサー(4μ350V+4μ350+10μ50V)

 本体ケースの社名と当時のロゴ[わしのマークのようなもの]は松下無線株式会社の製品のようです)

昭和11年頃から松下、早川より民生用のエボナイトケースラジオが発売されました、がこの各2機種しか出てきません

ST管使用の4球再生検波ラジオ。

受信周波数範囲550KC〜1500KC

   本体(箱)大きさ, 横巾:mm, 高さ: mm, 奥行: mm

4球式:高周波増幅  UY-57S--- 再生検波  UY-24B --- 電力増幅   UX-47B --- 整流管   UX-12B


3球式: 再生検波  UY-24B  電力増幅   UX-47B --- 整流管   UX-12B



3球式: 再生検波  トランスの刻印(規格)


3球式: 再生検波  スピーカーの修理


専用ジャッキでU字型磁石広げてからコイル取り外し・・・用意されたコイルの取り付け・・・金具の取り付け

コーンと振動板の間隔をそろえる・・・コーンからの真鍮棒の半田付け・・・リード線の端末処理

 社名とロゴマーク

沿革[編集]パナソニック株式会社社名変更の経緯よりと社章の名称抜粋させていただいています

ラジオに製造年月の記入の無いものがありますのでロゴマークで時代判定させていただいています(古典ラジオミニミニ博物館 牧田良秋)

1917年(大正6年)6月 - 松下幸之助が大阪府東成郡鶴橋町大字猪飼野(現・大阪市東成区玉津2丁目)の借家で電球用ソケットの製造販売を始める。
         当時は幸之助の妻“むめの”と妻の弟である井植歳男(後の三洋電機の創業者)の3人で営業していた。
1918年(大正7年)3月7日 - 大阪市北区西野田大開町(現・大阪市福島区大開2丁目)に移転。松下電気器具製作所を創立する。
1920年(大正9年)- M矢 … 松下電気器具製作所時代の1920年、松下幸之助がアルファベットの「M」と矢のイラストをデザインとする商標
         を考案した[注 6]。この商標は商品や広告でのマークに使用されたほか、1943年まで社章として使用された
1927年(昭和2年) - 自転車用角型ランプを販売。この商品から、「ナショナル (National)」の商標を使用しはじめる。
1931年(昭和6年) - ラジオの生産を開始。

1932年頃から松下電器製作所  新ナショナル受信機[ R34 ]

1935年(昭和10年) 12月 - 松下電器産業株式会社(まつしたでんきさんぎょう、Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.)に改組
          松下電器(後の松下航空工業、パナソニック電工)、松下無線、松下乾電池、松下電熱、松下金属、松下電器直売など9分社を設立[12]。

1935年頃から? [わしのマークのようなもの]と[ひし形のMマーク]松下無線株式会社[ R-4D3 ]、[ R-24 ]、[ K-30 ]

1937年(昭和12年) - 「ナショナル」のロゴ書体「ナショ文字」制定(1987年に使用中止)

1940年頃から? Nationalと[ひし形のMマーク] 松下無線株式会社[ R-4M ]1945年頃から? National 松下電機製作所[ 国民2号型 ]、[ 国民3号型 ]

1943年(昭和18年)-三松葉 … アルファベットを用いた「M矢」が戦時下では好ましくないということで、1943年に、
          三枚の松葉をデザインしたものに社章を改訂した[37]。2008年の社名変更まで使用された
1944年(昭和19年) - 松下無線ほか、4製造分社を本社に吸収合併するなどグループ再編実施。

1945年(昭和20年)以降 松下電器産業  ナショナルラジオ[ RC-84W ]

1966年(昭和41年) - 英字表記の「NATIONAL」ロゴを国内向け製品に、「PANASONIC」ロゴを海外向け製品、および国内向け
          トランジスタラジオに使用開始。「ナショナル」が米国で商標登録されており使用できなかったことがその動機だが、
          「パナソニック」に落ち着くまでに、1964年5月に「NATIONAL PANASONIC(ナショナル・パナソニック)」で米国への輸出が認められ、
          以後、「KADOMAX(カドマックス)」、「マツシタ」、「マーツ」を経て「パナソニック」となっている。
1971年(昭和46年) - 「PANASONIC」ロゴを、現在の「Panasonic」へ変更。
1973年(昭和48年) - 「NATIONAL」ロゴを、「National」へ変更。
2008年(平成20年) 10月1日-をもって社名を『松下電器産業株式会社』から『パナソニック株式会社(英称 Panasonic Corporation)』に変更




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