NATIONAL 昭和初期ラヂオ
受信機
1930年(昭和5年)頃
国道電機(株)製作⇔Nationalの製品で販売のラヂオか?形式不明
参考
松下電器資料館の記事によりますと3球1号型受信機(R-31)1931年(昭和6年)東京中央放送局
(現在のNHK)のラジオセットコンクールで1等に当選した。ラジオ第1号販売価格[45円]
当方の展示品は印刷表示が【 R34 】となっています
昭和初期ラヂオ【 R31 】当選号発売以前以下の資料は松下電器さんラジオ事業部の
ラヂオ50年のあゆみを記念発行した冊子『飛躍への創造』に記載されている(昭和6年から15年)資料の抜粋です
内容は懸賞1号機の前に国道電機(株)設立しそこでラジオを製作し販売を松下電器にて行う、しかし8ヶ月で挫折し
昭和6年3月国道電器(株)を解消し、当時のラジオ専門工場第7工場で製作し販売することになったと記されています
従ってこのラジオが国道電機(株)で製作されたのではないかと思われます、スピーカーは後の時代に交換されのではなかろうか?
R-31(当時こちらが45円)・・・・・・・・・・受信機本体にラッパスピーカーと組み合わせ売価300円
National 松下電器の資料館の資料によりますと、当選号のR-31(当時こちらが45円)発売前にこの受信機本体にラッパスピーカーと組み合わせ売価300円で販売したようです
従って一般に知られています松下電器の一号機(R31-R41-R51)等より先にこのラジオが 世の中に出ていましたのでこちらが松下電器さんの販売した本来の一号機となるでしょう
松下電器資料によりますと、スピーカーはホーン型との組み合わせですので、おそらく 自社製はまだ完成しなくて、アメリカの輸入品をセットしたのではないかと推測されます
内部の様子当時のラジオは電地管ラジオですのでいつの時代(トランスからして昭和10年前後か)かにトランスつけられ改造された模様です
松下電器のラジオですので何処かに立派な銘板がありそうですが見当たりません、しかしダイアルに堂々と Nationalのマークが記載されていますのでほぼ間違いはないように思われる
ナショナル資料によりますとR-31=3球1号型これが当選号、R32=3球2号型、 R31,R32は昭和6年発売。R33=3球3号型、R34=3球4号型当初からこの構成であったと思います
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