WEST ELECTRIC COMPANY LTD.社は下記のごとく当時はカメラ用品のフラッシュ関
係の専門メーカーです、とりあえず当方が保管しています当時の商品の一部です

WEST Voise 幻のラジオ発見 K-303

1955 WEST ELECTRIC COMPANY LTD. Portable MODEL K-303 電池管 3球super

宣伝用の看板(店頭の飾り用の説明看板ですね)横15cm、縦6cm

本体(箱)大きさ(ケース樹脂製) 横巾:160mm, 高さ: 95mm, 奥行: 50mm

 電池 A:1.5V  B:45V

入手しましたもの整備した状態(真空管挿入し試験済一応鳴ります)

ユニークなスピ-カーに注目!。レシーバーをホーンの元に差し込んで音を増幅さたる構造のラッパ型です
おそらくこの手のラッパスピーカーは国内には多くは存在しないでしょう、非常に貴重な価値ある一珍品です

WEST Voise

この電池管式ラジオは現在浜松在住の技術者によって当時OEM製作依頼を受け設計製作販売されたもので
、 日本で初めてメーカー(現在の会社吊は児島電子(株)でOEMで製造され販売された初期の商品です。


尚本機はその当時WEST-VOICE(カメラのフラッシュ電光メーカー)~一般に販売された商品の1台で
、 最近大阪方面より蔵出しされ出てきたもので古典ラヂオで購入し試作品と並べて陳列することにしました

WEST Voise
児島氏は平成26年秋お逢いしていますが、なかなか元気ですので近いうちにインタビューさせていただき、このラジオ持参して
設計思想と苦労話等お聞き、してきますのでご期待ください。本人も60年ぶりの再会で感激され発する言葉もないかもしれません、


平成27年11月訪問しましたら、平成27年9月急変でお亡くなりになったとの事で、何も聞くことができず非常に残念でした



WEST Voise K-4 児島氏保管品➡古典ラヂオで展示


1953 WEST West Home Portable WEST Voise K-4 電池管 4球super

本体(箱)大きさ(ケース樹脂製) 横巾:160mm, 高さ: 95mm, 奥行: 50mm

 電池 A:1.5V  B:67.5V

この電池管式ラジオは現在浜松在住の技術者によって当時設計製作されたもので、 日本で初めてメーカーより販売された初期型の試作品です。

尚本機はその当時開発した設計技術者(??製作會社創業者)が保管されていた物で、寄贈され展示しています。


ウエスト電気株式会社 電池管式携帯 ラジオ

WEST HOME PORTABLE RADIO

昭和28年頃から29年頃にかけて携帯できるポータブルラジオの開発が盛んに行われるようになってきました

また世の中のニーズとして盛り上がってきました。

電池管(MT)使用の4球スーパーラジオ.....受信周波数範囲(MW)535KC~1605KC

使用真空管

 周波数変換 :1R5SF, 中間周波増幅 : 1T4SF, 検波低周波増幅 : 1U4SF ,低周波出力管: 3S4SF

SF管はヒーター電流25mAです(普通は50mA)

AC電源は別ユニットで本体の下に受け側のジャックがありそこへ接続しホームラジオとして使用するようになっています。   

 97頁参照

このラジオは当時昭和28年(1953年)大阪が本社で写真のフラッシュメーカーWEST VOISE CO.経営安定化のため多角経営を考え
カメラ以外のラジオ部門に参入しようとし部品メーカー東光創設者前田さんの紹介で、この路の得意分野であった、K氏(2000年現在
浜松市在住)に製造の依頼がされ、設計製作に入った。当時、東光創設者M氏が持っていた、ラジオの特許を取り込み設計されたとの
事です

其の特許はバーアンテナのアンテナコイルと反対側に、レシーバー信号を数回巻き付けて、ジャックに接続する。これはレシーバー
(イヤホン)をジャックにさし差し耳にあてる其のリード線がアンテナになり受信感度の向上を目的とした。

当時の真空管に関する話として、長野県のメーカーのものを使用した。当時は性能向上の為売り込みに来る営業マンと、今少しGm
(増幅率)を上げた真空管にして欲しい等、依頼しながら、性能と品質を向上させていったとの事でした。(社長談)

製造場所:東京にある当時東光本社工場の一角を借り家内工業で製造されたとの事です、そして部品は東光が製作されたものを組み込んだ
余談ですが、東京通信工業(ソニー)創設者、東光創設者、この方々は昭和20年戦争当時よりなんらかな個人的のつながりがあった様でした
(先輩)従って戦後、東京通信工業盛田社長はトランジスター、東光創設者前田社長は双方に部品供給すると言って部品屋として、その部下
として働いていたK電子創設者(K氏)は真空管ラジオと別々な道をたどりましたが、協力しあい、世に商品を送り出してきたとの事でした。

ウエスト ホーム ポータブル ラジオ配線図(K氏設計によるもの)

                     

 98頁参照

資料入手待ちが長がかったですがついに、2015年(平成27年)幻の一品見つかりました、

左上【K-303の元箱】右上【K303本体】ー左下【K-4】右下【本業のカメラフラッシュ】

メンテナス中












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